なんだかんだ言っても本命の彼女はいる
多分みんないる
だいたい同業者だ
ぽめすもいた。2年仕事して2人だったけどね
長く続いたのはクラブの女の子だった
少し年上
美人系で若干ぽっちゃりしてた
痩せてるナイスバデーが好きだけどこの子の魅力は凄まじかった
なんか真面目さもあったし愛嬌もすごかった
人気もあった
ぽめすの話でいつも笑っていた
ぽめすは大学生だったので結構なガキだったハズだけど話は上手かった気もするけど
そんなガキの話もしっかり聞いてくれていた
仕事終わりにカラオケしに来るグループの1人でいっつもニコニコしていた
ぽめすの客ではない、店全体の客って感じ
もう身内みたいなノリだった
ぽめすは恋をしていた、きっとそう
根はピュアな19歳だもの、そうだもの
んである日結構ガチめにアプローチをかけてみた
ブルガリの指輪を指にはめてあげて
それあげるーってやった
まあ客からもらった指輪だけどぽめすは指輪が苦手でネックレスにしていた
なんかすごい喜んでくれてぽめすも嬉しかった
もう女友達みたいになっていたからね
そういうサプライズで流れ変えないと
他の客と違って嫌われたら凹むからね
ペコペポメスになっちゃうから
その日はお礼にって朝ごはんを食べに行く事になった
なんか海鮮丼的なのを奢って貰った、基本2日酔いなので結構きつかったが美味しかった
そのままぽめすの家で仕事までダラダラする事になったんだよね
近かったし
ぽめすの家はほぼ帰らないので生活感が無い
そんなところでダラダラするにもゲームくらいしかない
でも眠い、もう朝の8時すぎだ
という事で彼女はベッドに転がってた
うーん
いけるか
まあ
ダメならダメで寝よう
ってベッドに潜り込んだ
別に抵抗されなかった
まあ俺のベッドだからねコレ、金で買ったんだ
んでしばらく見つめあってた
多分ぽめす史上最強のロマンティックだろう
こんなんドラマだ
書いてて恥ずかしいくらいのね
そして
どうする？って聞かれた
いやそんなん…
どーしようか？
んでチューされてそのままそのまま
ちゃんと彼女出来た！ぽめすだって普通の恋愛もしてきたんだ！
ちゃんとできるんだもんね
それからは楽しかった
まあ他の客とアフターしても彼女の家に帰った
いつもスープか味噌汁が作ってあった
休みの日は普通に映画いったりゲーセン行ったりした
お互いくっそ変装したけど
なんか芸能人みたいで楽しかった
店には内緒だったしね
お互いの客に嫉妬する事もなく、いや向こうは知らないけど
楽しい日々だった
ちなみにこの時もう大学の単位は壊滅的でほぼ卒業は無理だった
大学の学費と生活費稼ぐためにこの仕事したのに不思議なもんだ、謎だ
でも毎日楽しかったし正直仕事やめて昼の仕事して暮らそうってくらい考えてた
まあ後で書くけどこの仕事をバックれた後に会わなくなった、というか会えなくなった
今でもあの彼女はたまに思い出すけどね、青春だね
まあ今は嫁も子供もいるしね！
思い出だね
まあ…
おやすみなさい
